2016年12月11日日曜日

元地元民が感じた厚木基地騒音裁判の違和感

自衛隊機の飛行停止認めず 将来分賠償も破棄 最高裁判決 - Yahoo!ニュース

厚木基地の騒音訴訟で住民側が敗訴となりましたが、少し違和感が…。

色々ネットでコメントを見てみるとそんなに騒音が嫌なら引っ越せ等書かれていますが子供は親を選べないので止む無く私は生まれてから20年近く住んでいました。

実際に住んでいて騒音がどれほどうるさいかと言いますと…。
うるさいなんてレベルではありません。
戦闘機の轟音によって他の音が消えます。
人が何を喋っているのかわからないのではなく、喋っているのかすらわからなくなります。
全身が震えるほどの轟音で恐怖を感じるほどです。
怖いお兄さんに大声で恫喝されているような恐怖があります(誇張ではなくわりと的確な表現だと思います)。
外で会話をしていると会話が中断されていることは頻繁にあります。
直接の会話ならお互い事情を知っているからまだ良いのですが、電話だと相手に説明しなければいけないので面倒ですし気を使います(就活の電話をしている時なんかは気まずかったです)。

ただ様々な補償がありまして学校や家庭にはエアコンや防音に適した窓ガラスになっています。
ですが、はっきり言って「焼け石に水」といった感じです。
授業は中断されますしイライラしてテレビの音量をMAXにしたとしても聞こえません。

戦闘機が頻繁に飛んでる時期であれば一時間に数機というレベルではなく、一機飛んできて音が消えるころに次の機体が飛んでくるというのが一時間近く続いたことがありましたので静かになった隙間に(実際には静かにはなりませんが)人と話したりしました。


さて、ここからが本題です。
厚木基地(正式には厚木海軍飛行場)はアメリカ海軍と日本の海上自衛隊が共同で使用している施設なのですが、今回のニュースでは周辺住民が海上自衛隊を訴訟したということです。
アメリカ海軍ではなく日本の海上自衛隊を訴訟したのです。
実は以前にはアメリカ海軍にも訴訟した過去があるのですが今回は海上自衛隊が標的ということです。
ここが私が感じた違和感です。
地元民じゃないとアメリカ海軍も海上自衛隊もどっちもうるさいんだろうと思うかもしれませんが、海上自衛隊はそれほどうるさくありません(もしかしたら感覚がマヒしているだけかもしれませんが…)。
海上自衛隊はP-3CやP-1などの哨戒機(潜水艦捜索等が役割)なのに対してアメリカ海軍は戦闘機なので比べ物にならないほどうるさいです。
今回訴訟した周辺住民は余程神経質なのか、または何らかの思想を持った集団なのか…。

あとがき
今回の訴訟には違和感を感じましたがこの地域がうるさいのは確かです。はっきり言って人が住むような環境ではありません。国防のためとはいえ何か解決法があればよいのですが、例えば中部国際空港は騒音に配慮した設計になっていたりします。さすがに今からは何ともならないかな…。


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