2016年2月20日土曜日

最近読んだ本【雑学科学読本 からだの不思議】



今回は読んだ本は【雑学科学読本 からだの不思議】




本書は雑学が羅列されていてそこに補足で知識が載っているものではなく、人体の仕組みについて書かれていてそこに補足で雑学が書かれています。
雑学本と言われると浅い知識が散りばめられていて雑談や飲みの席でしか役に立たないようなものを想像してしまいがちですが、読んでみて印象は良い意味で裏切られました。

1章 骨格・筋肉(骨、関節、筋肉)
2章 感覚器・呼吸器(目、耳、鼻、皮膚、毛、爪、咽頭・喉頭、呼吸、気管・気管支、肺)
3章 消化器・泌尿器(歯、舌、唾液、食道、胃、十二指腸・すい臓・胆のう、肝臓、小腸、大腸、腎臓・膀胱)
4章 循環器(動脈・静脈、血液、心臓、血液型、リンパ系、免疫)
5章 脳・神経(脳、大脳、睡眠、記憶、神経・ニューロン、脊髄反射・自律神経、ホルモン)
6章 生殖器・細胞(男性生殖器、女性生殖器、胎児、乳房、遺伝子、基礎代謝、老化・寿命)
の全6章からなる人体の教科書です。

誰もが食事をして、運動をして、記憶をして、考える。人間が活動するためにしている上で人体に何が起きているかということを幅広く、かと言って浅くなく丁寧に解説されています。
1ページ解説、1ページ図と、解説と図が交互に書かれているのでとても分かりやすく、想像しやすいです。
また、ふりがなが多く振ってあるのはとても助かります。というのも簡単な漢字であっても例えば「汁」と書いてあったら「しる」と読むのか「じゅう」と読むのかなど分野によって漢字の読み方の傾向が違うことがあるからです。本書でも書かれていますが「頭蓋骨」は解剖学では「とうがいこつ」と呼ぶことがあるように知識が曖昧なものにならないので自分の知識に自信が持てて理解が深まります。
もちろんこの本を読んだからと言って人体で起きていることが何でも分かるというわけではありませんが、自分のこと(身体)を知るための入門書として申し分ないと思いますし、学校の教科書として使用して頂きたいくらいです。それ位細かく書かれています。

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